マンUの殊勲ルカク、劇的PK献上の相手DFに一流の振る舞いで賛辞 「真の気品」
ルカクの2発でユナイテッドが歴史的な逆転突破でベスト8進出
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間6日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16第2戦でパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦。敵地で3-1と勝利し、合計スコアが3-3で並ぶもアウェーゴールの差で歴史的な逆転突破を果たした。この日2ゴールと殊勲の活躍を披露したベルギー代表FWロメル・ルカクが試合終了後に相手選手へ見せた熱い抱擁に英メディアも賛辞を送っている。
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ホームで行われた第1戦を0-2と落としたユナイテッドは主力の負傷離脱が相次ぎ、野戦病院と化した絶体絶命の状況下で敵地に乗り込んだ。逆転突破には3得点以上を必要とする厳しい条件だったが、前半2分にバックパスをかっさらったルカクが相手GKジャンルイジ・ブッフォンをかわしてゴールに流し込み、電光石火の先制点を奪った。同12分に追いつかれるも同30分、FWマーカス・ラッシュフォードのミドル弾のこぼれ球を再びルカクが押し込み勝ち越しゴールを決めた。
そして後半アディショナルタイム、途中出場のDFジオゴ・ダロトのシュートが相手DFプレスネル・キンペンベにブロックされるも、その際にボールが腕に当たる。一度は流されるもVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認が入った末にハンド判定によりPK獲得に成功。これをラッシュフォードが確実に沈めた。過去のCLで、16強ホームでの第1戦を2点差以上で敗れた34チーム全てが敗退していたが、ユナイテッドが劇的な逆転突破を決めた。
試合後、歴史的勝利の立役者となったルカクは終了のホイッスルが鳴り響いた瞬間、歓喜に沸くチームメイトのもとではなく、土壇場でPKを献上してうな垂れるキンペンベに歩み寄り声を掛けると、熱い抱擁を交わしながら励ましの言葉を送っていた。英放送局「BTスポーツ」公式インスタグラムも「ルカクは常に一流だ」と文章を添えて動画を公開している。
英紙「デイリー・エクスプレス」は「ルカクがPSGの選手に示した振る舞いは真の気品」と見出しを打って報じた。英メディア「スポーツ・バイブル」も「ルカクがキンペンベを元気付ける」と伝え、ユナイテッドのエースが示した振る舞いに惜しみない賛辞を送っている。ルカクはストライカーとしての能力だけでなく、その人間性もトップクラスであることが垣間見えるワンシーンとなった。
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