川崎、終了間際に痛恨ハンドで決勝PK献上 ACL上海上港に0-1敗戦で黒星スタート

川崎を率いる鬼木監督【写真:荒川祐史】
川崎を率いる鬼木監督【写真:荒川祐史】

前半のチャンスを生かせなかった川崎、終了間際にMF守田がハンド判定でPKから被弾

 2018シーズンのJ1王者、川崎フロンターレにとってのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ初戦となる6日の上海上港(中国)戦は、終了間際に痛恨のPKを献上し、0-1と敗れて黒星スタートとなった。

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 リーグ戦では2試合連続ドローとなった川崎。最前線には主将のFW小林悠が入り、2列目にMF長谷川竜也が入るなど、11人全員が日本人となった。一方の上海はかつて川崎に所属したFWフッキ、FWエウケソン、元ブラジル代表MFオスカル、ウズベキスタン代表MFアフメドフらお馴染みのメンバーが並んだ。

 試合は前半3分、ショートカウンターから小林がいきなり鋭いミドルシュートを浴び、直後のCKではMF守田英正が際どいシュートを放つ。また同18分には昨季J1MVPのMF家長昭博も果敢なシュートを放った。ただ同33分にボールロストからフッキにフィニッシュまで持ち込まれるなど、気の抜けない展開のままスコアレスでハーフタイムに入った。

 後半開始直後、フッキの強烈なシュートを至近距離でブロックしたDF馬渡和彰が、左足首を持っていかれるような形となってピッチ外へ。DF登里享平と交代した直後のタイミングで与えたCKから、エウケソンのヘディングシュートをフッキに詰められる大ピンチを迎えたが、シュートはわずかに枠の外へ逸れた。

 前半に比べて上海が攻撃の圧力を強めてきたこともあり、川崎は受ける展開となる。そのなかで後半16分に川崎がビッグチャンスを迎える。右サイドを抜け出た家長がふわりとしたクロスをゴール前に上げ、そこに長谷川が頭から飛び込む。相手GKの逆を取る一撃だったがジャストミートできず、わずかにゴール右へと外れた。

 時間を経るごとにフッキ、エウケソンのフィジカルに苦しめられる場面が目立つなか、後半36分にはカウンターから左サイドをフッキに抜け出されて決定的なシュートを打たれる。しかしここはGKチョン・ソンリョンのファインセーブで凌ぎ切った。

 だが後半42分、川崎にとって痛恨のプレーが起きる。相手25番のラストパスをスライディングで防ごうとした守田の手に当たり、PKの判定。キッカーを務めるフッキのキックをチョン・ソンリョンが止められず、上海に痛恨の決勝ゴール。鬼木達監督は失点直後にFWレアンドロ・ダミアンを投入したものの同点に追いつけずに終了した。

 最終的には前半のチャンスを生かせなかったことが響いた川崎。敵地で勝ち点を得られない苦しいスタートとなった。

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