CL出場権獲得へ復調傾向 チェルシーの独代表DFが闘志「残り10試合は全部が決勝戦」
フルハムとのダービーを制したチェルシーDFリュディガーが終盤戦に意気込み
チェルシーは3日のプレミアリーグ第29節でフルハムとのウェスト・ロンドン・ダービーに臨み、2-1で勝利した。勝ち点3を上積みしたチェルシーは、順位こそ6位のままだが、消化試合が1試合多い5位のアーセナルとは勝ち点差1、同4位のマンチェスター・ユナイテッドとは勝ち点差2となり、自力で来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できる位置に戻っている。この状況を受けて、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーは、クラブの公式サイトで「残り10試合は全部が決勝戦」と意気込みを口にしている。
“交代拒否騒動”により、トットナム戦(2-0)で先発から外れたGKケパ・アリサバラガが先発に復帰したチェルシーは、アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインとイタリア代表MFジョルジーニョのゴールでフルハムに勝利した。この試合が行われた3日が、25歳の誕生日だったリュディガーは、堅守を見せるとともに、この試合でチーム最多となる78本のパスを成功させた。
リュディガーは、「ロンドン・ダービーは、通常の試合とは違う。相手は下位に低迷しているけれど、全力を尽くしてくるし、相手のサポーターもいつも以上に後押しする。この試合でも危ない場面が何度かあった。それでも耐えられることを証明した。とても重要な勝利だった」と、勝利を喜んだ。
今季、初黒星を喫するのが最も遅かったチェルシーだったが、19年に入ってからは成績が安定せずに、6位まで順位を落とした。それでも再び上位を狙える状態に立ち直りつつある。残り試合に向けて、リュディガーは力を込めている。
「あと10試合しか残っていない。全部が決勝戦だ。トットナムに勝つことができ、(フルハムとの)アウェーゲームにも勝てたし、チームは良い状態だと思う」
ケパの交代拒否騒動やマウリツィオ・サッリ監督の解任を危ぶむ声が上がり、FIFA(国際サッカー連盟)から移籍禁止処分が下されるなど、ネガティブな話題が少なくないチェルシー。この苦境を脱してCL出場権を獲得できるか。残りのシーズンで、チームの真価が問われることになりそうだ。
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