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ドイツ代表“246キャップトリオ”が今後は招集外と指揮官明言 「新しい選手を加えたい」
フンメルス、ボアテング、ミュラーの3選手が後進に道を譲ることに
ドイツ代表を率いるヨアヒム・レーブ監督が、2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)優勝の立役者であるDFマッツ・フンメルス、DFジェローム・ボアテング、FWトーマス・ミュラーの3選手について、今後は招集することはないと明言した。3人合計で「246キャップ」を誇るスタートリオは、若手選手にその座を譲ることになるという。英公共放送「BBC」が報じた。
14年ブラジルW杯で世界王者となったドイツだが、昨年行われたロシアW杯はまさかのグループリーグ敗退。国民の期待を裏切る結果となった。レーブ監督も多くの非難を浴びたが、22年カタールW杯まで続投することが決まっている。
そして、06年からの長期政権を築く指揮官が重大な決断を下した。来年には欧州選手権(EURO)という大舞台を控えるなかで、フンメルス、ボアテング、ミュラーという3人のベテランを今後招集しない方針を明かしたのだ。
レーブ監督は「2019年はドイツ代表にとって新たなスタートだ。チームに新しい選手を加えたい。これは正しい一歩だと確信している」とコメント。世代交代のために大胆な変革を起こすと決断したようだ。
30歳のフンメルスとボアテングは、所属するバイエルンでもセンターバックでコンビを組む間柄で、代表ではボアテングが76キャップ、フンメルスが70キャップを持つ。ブラジルW杯決勝のアルゼンチン戦でも、ともに先発出場した。
29歳のミュラーは2010年の南アフリカW杯で史上最年少得点王(20歳)となるなど、若くしてブレークを遂げ、W杯3大会通算10得点を記録した。29歳にして代表通算100キャップ38得点を誇る。
3人合計で246キャップにも及ぶ豪華トリオだが、レーブ監督が在任中は招集されることがなくなるという。より若いタレントが続々と台頭するなか、彼らにも後進に道を譲る日が来たということのようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)