「これはボールが外に出ている証拠だ!」 レアルを陥れた“疑惑のVAR判定”と英紙糾弾
レアルがホームでアヤックスに1-4惨敗、CL16強での敗退が決定
レアル・マドリードは現地時間5日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第2戦でアヤックスと対戦し、ホームで1-4と惨敗、2戦合計スコア3-5で敗退が決定した。3連覇中の王者を敗退に追い込んだ一因として、3失点目の際のVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定が物議を醸しているが、英紙は「これはボールが外に出ている証拠だ!」と該当シーンの写真を掲載し、失点の起点となったプレーが誤審だったと主張している。
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敵地での第1戦を2-1で制していたレアルだが、累積警告により主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが出場停止。さらに、宿敵バルセロナとの“エル・クラシコ”連戦では、2月27日のスペイン国王杯準決勝第2戦で0-3、3月2日のリーガ第26節で0-1と本拠地サンチャゴ・ベルナベウで屈辱的な連敗を喫しており、不穏な空気が漂っていた。そして、嫌な流れはこの一戦でも浮き彫りとなる。
前半7分、アヤックスに自陣でボールを奪われると、ショートカウンターからMFハキム・ジエクに先制点を献上。さらに同18分、MFドゥシャン・タディッチに圧巻のマルセイユルーレットで翻弄され、最後はFWダビド・ネレスに追加点を許し、まさかの連続失点で2戦合計でもリードを許すことに。そして後半17分、レアルの息の根を止めるVAR判定が訪れる。
ペナルティーエリア手前からのタディッチの強烈なミドル弾で3失点目を喫する直前の場面で、左サイドでDFノゼア・マズラウィがスライディングでボールを拾ったプレーが起点となった。しかし、このシーンがタッチラインを割っている可能性があったため、VARが使用されることに。映像を見る限り、タッチラインを割っているように見えたが、数分間の議論の末、判定は覆らずゴールが認められることになった。
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