高校サッカー強豪校が立ったもう一つの檜舞台 “フットサル版天皇杯”に21年ぶり出場
GK竹内が感じたトップレベル 「体ごと押し込まれるような無回転シュートが来た」
作陽高のキャプテンGK竹内瑞貴は「前半は0-6と圧倒される展開でしたが、後半は2失点でした。得点はできなかったのですが、失点を減らせて自信にはなりました。相手はFリーグのクラブで、体の強さや手の強さが違ったと、(フィールドプレーヤーの)みんなは言っていましたね。僕自身は、ディドゥダ選手のシュートを受けましたが、遠くから体ごと押し込まれるような無回転シュートが来ました。あんなシュートを受けたことがなかったので、貴重な経験になりました」と、前後半40分の戦いで感じた差を口にした。
この竹内をはじめ、U-19フットサル日本代表に選出されたFP橋本澪良ら5人は、大阪成蹊大に進学し、フットサル部でフットサルを続けていくという。
三好監督は、この試合を観戦した1年生、2年生のなかにも、この舞台を目指す選手が出てくることを期待している。
「こういう舞台もあるんだと思ってもらえたらいいですね。サッカーで天皇杯に出るというのは無理だと思いますが、この舞台に立てる可能性があることは、今年のメンバーが証明してくれました。今年のメンバーも、橋本澪良、黒田智暉以外はサッカー部のBチーム、Cチームの子たちでした。彼らも輝いていましたし、こういう舞台でできたのは本当に意味があったと思います」
これから作陽高サッカー部の希望者は、夏に開催される第6回全日本U-18フットサル選手権に向けてスタートを切る。Fリーグの舞台に立つ選手や日の丸を付ける選手も輩出し始めている同校から、どんなフットサル選手が出てくるかも注目したい。
(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)
Futsal X
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