アラベス乾、歓喜の“リーグ10カ月ぶり弾”に現地紙も注目 「イヌイに笑顔が戻る」
ビジャレアル戦の後半32分、マイナスのクロスを左足で合わせて待望の移籍後初ゴール
アラベスの日本代表MF乾貴士は、現地時間2日に行われたリーガ・エスパニョーラ第26節ビジャレアル戦(2-1)で4試合連続の先発出場を果たし、勝ち点3をもたらす決勝ゴールを決めた。移籍後4試合目にして待望の初得点が生まれ、スペイン紙も「イヌイに笑顔が戻る」と報じている。
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2015年に念願のスペインリーグ挑戦を果たした乾は、エイバルでの3年間でリーグ戦89試合11得点の成績を挙げ、今季開幕前に古豪ベティスに完全移籍。しかしリーグ戦出場は8試合、うちスタメンは5試合にとどまり、日本代表として参戦していたアジアカップ中の1月24日、アラベスへの期限付き移籍が決定した。
2日のビジャレアル戦、移籍後4試合連続となる3トップの右ウイングでスタメン出場。敵地エスタディオ・デ・ラ・セラミカで積極性を見せるなか、乾が大仕事をしたのは1-1で迎えた後半32分だった。
左サイドへのサイドチェンジをスペイン人MFホニが拾って縦に突破し、ゴール前へラストパス。マイナス気味となったこのボールをファーサイドから詰めた乾が左足で合わせると、シュートはループ気味の軌道を描いてネットを揺さぶった。嬉しい移籍後初得点に、歓喜の表情を見せた乾。チームメートも自分のゴールのように喜び合った。
文字通り勝利の立役者となったが、データ分析会社「オプタ」によれば、日本人選手として「ラ・リーガの異なる2クラブで得点を挙げた」のは乾が初めてだという。ゴールシーンではクロスがビジャレアルDFアルバロ・ゴンサレスの股を抜き、マイナス気味に転がってきたことで、やや逆を突かれたような形になったが、乾はツイッターで「ちなみに、あれはシュートです!笑 ループ気味になったのはラッキーでした!笑」と“舞台裏”を明かしていた。
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