あのモウリーニョが手腕を高く評価するポルトガル人指揮官とは…

花の都で輝く指導者

 フィオレンティーナがイタリアで単独首位に立つのは、1999年以来のことだ。この時は元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータと、元ブラジル代表FWエジムンドの強力2トップを擁し、快進撃を見せた。
 しかし、リーグが佳境に入った2月にバティストゥータが負傷して戦線を離脱すると、“問題児”エジムンドがリオのカーニバルに行くためにチームを離脱。そこから失速してしまった。エジムンドのリオ行きは契約で認められていたとされるが、相棒のストライカーが離脱した中で強行したことは多くの批判を呼んだ。
 2002年には経営破綻によって4部に降格する地獄を見た名門が、花の都フィレンツェで鮮やかに輝いている。果たして、ソウザ監督は同郷の7歳年上の先輩であるモウリーニョ監督に続き、イタリアを制することができるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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