ハンド基準変更、W杯「日本×コロンビア」の香川PK弾を引例 「この種の論争は終結」

競技規則が改訂し、ハンドリングの基準が変更となった(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
競技規則が改訂し、ハンドリングの基準が変更となった(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

国際サッカー評議会が競技規則を改訂、ハンドリング基準変更で6月1日から施行へ

 国際サッカー評議会(IFAB)が2日、第133回年次総会で2019年6月1日から施行される競技規則の改訂事項を承認した。そのなかで注目を集めているのがハンドリング基準の変更だ。コロンビア紙「エル・エスペクタドール」は、昨夏のロシア・ワールドカップ(W杯)に行われた日本とコロンビアの一戦を引き合いに出し、「この種の論争は終結する」と伝えている。

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 これまでハンドリングでは、“意図的”に手でボールを触れたか否かが境界線となっていた。だが今回の改訂により(攻撃時において)意図的か偶然かを問わないものになるようだ。

「偶然であっても、ボールが手や腕に当たってゴールとなったり、手や腕で保持やコントロールされた後のゴール、またはゴールする機会につながった場合はもはや認められない」というものに変更されるという。

 記事では、一つの例として挙げたのが昨夏のロシアW杯グループリーグ初戦で対戦した日本とコロンビアの一戦だ。開始わずか3分、MF香川真司のシュートを相手MFカルロス・サンチェスが腕に当てて阻止するも、これが意図的と判断されて一発退場。さらにペナルティーエリア内でのブロックとなり、PKにより香川が冷静に沈めて先制に成功した。

 前半39分にMFフアン・キンテーロにFKを叩き込まれたが、後半28分にMF本田圭佑のCKからFW大迫勇也が頭で合わせて決勝点。1人多い日本が2-1と勝利し、グループリーグ突破に弾みをつける白星を手にした。最終的に日本はこの大会でコロンビア戦のみの勝利にとどまるも、ベスト16に進んでいる。

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