Jリーグでの“競演”に海外注目 元スペイン代表トリオの激突に母国紙も熱視線
明暗分かれた元スペイン代表のメインキャストたちのコメントを紹介
今季からヴィッセル神戸に加入した元スペイン代表FWダビド・ビジャは、2日に行われたJ1第2節サガン鳥栖戦に先発出場。日本初ゴールを挙げて1-0の勝利に導いたことは母国スペインメディアも報じており、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタら“スペイン勢”のコメントも紹介している。
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鳥栖戦で3トップの中央に入ったビジャは、日本代表MF山口蛍のロングボールに対してダイレクトシュート、新加入のブラジル人DFダンクレーの縦パスからクロスバー直撃のシュートを放つ一方で、巧みなポストワークで攻撃を促進。スペイン代表歴代最多の59得点を誇る力を発揮し、後半9分には相手のクリアがこぼれてGKとの1対1となり、冷静に右足でゴール左隅へと沈めた。
先制した神戸は、ビジャの盟友である鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスを封じ、今季初勝利を手にした。スペイン紙「AS」が「ゴールできたことを本当に嬉しく思う。それ以上に嬉しいのは勝ち点3を得たこと。素晴らしい試合だったし、これを続けたい」とのビジャのコメントとともに紹介。さらにイニエスタ、トーレスの声も伝えている。
「とても素晴らしい雰囲気だった。僕は本当に、すべてのサポーターに対して感謝の念を伝えたい。このゲームでビジャがゴールをマークできたこともいいことだったよ。ビジャはこのチームにゴールをもたらし続けてくれるだろう」(イニエスタ)
「最高の友達、そしてかつてのチームメートとともにフットボールのピッチで対決できたことは偉大なことだよ。しかしながら、プレーにおいては結果が出なかった」(トーレス)
ビジャとともにワールドクラスの力を見せたイニエスタと、シュートを放てずに終わったトーレス。明暗がはっきり分かれた形になったが、かつて“ラ・ロハ(スペイン代表の愛称)”の一時代を築き上げたメインキャストが日本で競演し、ビジャが主役になったことは現地でも注目されているのは間違いない。
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