神戸イニエスタの美技炸裂 マーカー2人翻弄のキープ&股抜きに2万5000人超が大歓声
1-0で迎えた試合終了間際、鳥栖のMF高橋義&FW金崎のマークを華麗なテクニックで打破
ヴィッセル神戸は2日、J1リーグ第2節サガン鳥栖戦で新加入の元スペイン代表FWダビド・ビジャが日本初ゴールを決め、1-0で今季初勝利を飾った。2年目を迎えた元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタはトップ下として攻撃を牽引したが、試合終了間際にマーカーを翻弄する華麗なテクニックで会場に駆け付けた2万5000人超の観客を魅了した。
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セレッソ大阪との開幕戦に敗れた神戸は、2戦目の鳥栖戦でシステムを変更。左ウイングで起用したビジャを3トップの中央、“ゼロトップ”起用だったイニエスタを本来のトップ下に配置した。
試合は後半9分、鳥栖の連係ミスを突いたビジャが先制ゴールを挙げ、神戸が1点のリードを守り切ったが、試合終了間際にイニエスタが見せたテクニックが圧巻だった。
後半アディショナルタイム、神戸は時間を使うべく敵陣でキープ。右サイドでFW古橋亨梧からのボールを拾ったイニエスタに対し、鳥栖はMF高橋義希とFW金崎夢生がプレッシャーをかけ、タッチライン際に追い込む。しかし、稀代のテクニシャンは、ボールとの間に体を入れてキープ。さらに、右足裏でボールを引くと、左足で蹴ると見せかけて右足ヒールでコースを変え、金崎の股下を鮮やかに抜き、タッチライン際を駆け上がってマーカー2人を置き去りにした。鳥栖DFカルロ・ブルシッチがファウルで倒して止めるのがやっとだった。
得点に絡むプレーではなかったが、イニエスタの美技に2万5172人が詰めかけたノエビアスタジアム神戸のスタンドからは大きな歓声が上がった。Jリーグ公式サイトも、テキスト速報で「右サイドの敵陣深くでイニエスタが華麗なテクニックを見せる」と記した。
鳥栖戦で随所に世界レベルの技術を披露したイニエスタ。Jリーグ2年目の今季も、日本のファンを魅了してくれそうだ。
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