勝ち点18で並ぶ2ヵ国が最終節で激突

　グループDではドイツがアイルランドに敗れる大波乱。ポーランドがスコットランドと2−2で引き分けたため、ドイツは勝点19でかろうじて首位をキープする。しかし、2位ポーランドと3位アイルランドが同18で肉薄する。未だ上位3チームに、無条件で出場権を手にできる2位以内となる可能性が残っている。

　ドイツは最終節、ホームでのジョージア戦を迎える。引き分け以上で突破が確定。また、2位ポーランドと3位アイルランドはポーランドのホームで直接対決となる。どちらも勝てば無条件での突破が確定。ドローに終われば1−1以下の場合はポーランド、2−2以上の場合はアイルランドが突破となる。しかし、ドイツが敗れ、両者が引き分けに終わった場合、ドイツ、ポーランドとアイルランドが勝点19で並ぶが、両国ともにドイツとの直接対決の成績で上回るため、ドイツは3位でプレーオフに回ることとなる。

　欧州選手権予選では勝点で並んだ場合に、当該国同士の勝点、得失点差、ゴール数、アウェーゴール数の順で比較し、優劣を決定する。ドイツ対ポーランドは、ポーランドが2−0、ドイツが3−1とともにホームで勝利したが、アウェーゴールでポーランドが上回る。アイルランドはドイツに対し、この予選1勝1分けの成績を残している。

　8日の試合結果を受けて、本大会出場を確定させたのは開催国フランスをはじめ、イングランド、北アイルランド、ポルトガル、アイスランド、チェコ、オーストリアの7ヵ国となった。欧州予選は、いよいよ佳境に入っていく。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images