バルサが87年ぶりの“クラシコ勝ち越し” 敵地1-0勝利で通算96勝51分95敗と上回る
最大16勝差を跳ね返し逆転 近年はバルサ優勢、過去10年間は敵地でも11勝
バルセロナが87年ぶりにレアル・マドリードとのエル・クラシコで「勝ち越し状態」を作ることに成功した。現地時間2日に行われたリーガ・エスパニョーラ第26節、バルサは敵地サンチャゴ・ベルナベウで1-0と勝利し、通算成績を96勝51分95敗とした。
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逆転優勝のために是が非でも勝ち点3が欲しいレアル相手にも、余裕の試合運びを見せた。開始直後はレアルの攻勢が続いたが、前半26分にDFセルジ・ロベルトのスルーパスを受けたクロアチア代表MFイバン・ラキティッチが冷静なチップキックで先制ゴールをゲット。その後も追いつこうと焦るレアルをいなし続け、クールに勝利を手にした。
リーガ連覇を狙うバルサにとって大きすぎる勝ち点3。レアル贔屓紙として知られる「マルカ」も「バルサにとって“ルーティン”のような勝利」とバルサを称えつつ、不甲斐ない“白い巨人”の敗戦を嘆いているが、バルサにとってみると28日に3-0で勝利したスペイン国王杯準決勝第2戦に続くクラシコ連勝によって、歴史が大きく動いた瞬間でもあった。
スペイン紙「AS」によると、100年以上の歴史を誇るクラシコにおいて、リーガ、国王杯、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)などすべての公式戦242試合の結果を算出すると、バルサの96勝95敗51引き分けとなり、1932年以来のバルサ勝ち越しになったのだという。1965年時点ではレアル48勝、バルサ32勝と最大16勝差あったものが、それ以降は徐々に差が縮まり、ついに逆転したのだ。
このバルサ優位の時代、やはりアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの存在が大きいようだ。バルサは2003年以前まで、ベルナベウで戦った計74回のクラシコのうち、13勝しか挙げていない“鬼門”だった。しかしメッシがトップチームに昇格した04年以降、バルサは25回の敵地クラシコで13勝を挙げており、過去10年間に11勝を挙げている。09年には6-2、15年には4-0という大勝も飾っているのだ。
クラシコにしては珍しい1-0という僅差のスコアで終わったものの、今回のバルサ勝利はサッカー史に残る1勝として刻まれたのは間違いない。
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