沈黙の浦和、公式戦3試合連続ノーゴール ペトロヴィッチ“元監督”の札幌に0-2敗戦
札幌のFW鈴木に2ゴールを許しホームで敗戦、攻守ともにチグハグ
浦和レッズは2日、今季J1リーグのホーム開幕戦となる第2節で、かつてチームを率いた“ミシャ”ことミハイロ・ペトロヴィッチ監督の北海道コンサドーレ札幌を迎え、翻弄される形で0-2と敗れた。
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浦和の出端をいきなり挫いたのが、ミシャサッカーの代名詞とも言えるワンタッチパスの連続だった。前半2分、パス交換の流れでインサイドに入り込んだ札幌MF菅大輝の浮き球パスで完全に最終ラインを崩されると、FW鈴木武蔵に左足で蹴り込まれあっさりと先制ゴールを許した。
その後も札幌の最終ラインからのボール回しが機能し、浦和のプレスは機能不全に陥る。そうしたなかで同27分、浦和DFマウリシオが縦パスを引っ掛けると、そのまま自身の背後に走り込んだ鈴木にスルーパスを通され、痛恨の2失点目。同39分にも札幌FWアンデルソン・ロペスのラストパスから鈴木に決定機を与えるなど、スコア以上の低調な内容で前半を終えた。浦和サポーターはハーフタイムの段階で大ブーイングを浴びせている。
後半から浦和はFW杉本健勇に代えてオーストラリア代表FWアンドリュー・ナバウトを投入。さらに同15分にはMF長澤和輝に代えてMF柴戸海を投入し、アンカーからMFエヴェルトンを一列前に上げた。
後半の半ばからは札幌の運動量が落ち始めたことも相まって浦和が攻勢に出る。同16分にはMF山中亮輔のアーリークロスをFW興梠慎三がニアサイドで合わせたが、札幌GKク・ソンユンのファインセーブでゴールならず。同25分には興梠の右からのクロスをMFエヴェルトンが頭で合わせたが、枠を捉えられなかった。
結局、浦和は追撃の1点を奪うことができずに0-2でホーム初戦を落とした。2月16日の富士ゼロックス・スーパーカップで川崎フロンターレに0-1、先週のリーグ開幕戦ベガルタ仙台戦は0-0の引き分けと、公式戦3試合でいまだゴールなし。大きな不安を抱えたまま、6日にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ初戦、本拠地でのブリーラム戦に臨む。
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(FOOTBALL ZONE編集部)