バイエルン監督、ラフィーニャの“口撃”に苦言 「あのような監督批判は許されない」
コバチ監督、控え選手の心情に理解も「こうしたことは起きてはいけない」ときっぱり
バイエルンのニコ・コバチ監督が、先ごろ自身に批判的なコメントを残したDFラフィーニャに苦言を呈した。同選手の心境に理解は見せつつも、「あのように監督批判を行うことは許されない」と語ったと、ドイツメディア「sport.de」が報じている。
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前半戦はほぼコンスタントに試合に出場していたラフィーニャだが、後半戦に入ると出場機会が激減。今年に入って公式戦でプレーしたのは2試合のみで、そのうち1試合はわずか1分の出番だった。
この状況に不満を溜めたラフィーニャは独紙「ビルト」に対し、「このところ、監督の僕への扱いは不当だ」とコメント。「僕は常に100%の力を出しているし、成果も挙げている。でも彼は僕に任せようとしない。彼が何を考えているか分からない」と、コバチ監督を“口撃”していた。
現地時間28日の記者会見でこれについて問われたコバチ監督は、「一般論として回答すると、誰であっても、チームやクラブより上に立つようなことがあってはならない。彼も、監督に対してあのように批判的な発言を行うことは許されない。彼だけでなく、ほかの全員にとってもそれは同じことだ」と、きっぱり述べた。
一方で同監督は「失望があったのは分かっている。彼だけでなく、出場していない選手はみんなそうだろう。感情に任せて物を言い、翌日になって後悔するのはよくあることだ」とラフィーニャの心境に思いを馳せ、「我々は腹を割って話し合い、彼もチームの前で自分の発言について謝罪した。これでその話はもう終わりだ」と、問題はすべて解決したとの見解を示している。それでも「一つだけ確かなことがある。こうしたことは起きてはいけないことだ」と付け加えることは忘れなかった。
(FOOTBALL ZONE編集部)