日本発の“美ロッカー”ブーム到来? 海外クラブの敵地清掃に反響「最高の振る舞い」
エルサルバドル1部のアリアンサが見せたロッカールーム清掃にスペイン紙も注目
日本代表はUAEで開催されたアジアカップで惜しくも準優勝に終わったが、試合後に綺麗に清掃された日本のロッカールームの写真を大会公式ツイッターが公開し、世界的な反響を呼んだ。この“美ロッカー”活動は海外クラブにも波及し始めているようだ。
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日本代表は昨夏のロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦のベルギー戦(2-3)に敗れた後、ロッカールームを清掃して大会をあとにしたことが大きな話題を呼んだ。アジアカップでもその“美ロッカー”が再現され、日本人のマナーが称えられたなか、エルサルバドル1部に在籍するアリアンサFCも同様の活動を行ったことにスポットライトが当てられている。
アリアンサは現地時間2月28日、CONCACAFチャンピオンズリーグのラウンド16第2戦でモンテレイ(メキシコ)と敵地で対戦し、0-1と敗戦。2戦合計スコア0-1で敗退を喫することになったが、アリアンサはアウェーのロッカールームを清掃し、「ありがとう、モンテレイ!」とホワイトボードにメッセージを書き残してスタジアムを去ったことをクラブ公式ツイッターが写真を添えて公開している。
コメント欄では「勝利は逃したが、ライバルの心を掴み取った」「最高の振る舞いに拍手を」「サッカーよりも大切なものを示した」「この文化が浸透してくれることを祈る」「素晴らしい紳士ぶり」とファンの間でも反響を呼び、対戦相手モンテレイに在籍する元メキシコ代表DFミゲル・ラジュンも賛辞を送る返信を投稿していた。
スペイン紙「マルカ」は「アリアンサがモンテレイのロッカールームを掃除」と見出しを打って報じ、訪問先を綺麗に整頓した様子を伝えている。海外で“美ロッカー”の習慣が根付く日がやってくるのも、そう遠くはない未来なのかもしれない。