レアル主将ラモス、UEFAが“意図的イエロー”認定 CL2試合の出場停止処分
アヤックス戦後の発言を問題視 勝ち上がっても準々決勝第1戦は欠場に
レアル・マドリードの主将、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスの“マリーシア”は失敗に終わった。欧州サッカー連盟(UEFA)は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント1回戦、アヤックスとの第1戦で累積2枚目のイエローカードを意図的に受けたという疑惑のあったラモスに対して、2試合出場停止の処分を下した。
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ラモスはアヤックスとの第1戦で2-1と勝ち越した直後の後半45分にイエローカードを受けた。これが大会2枚目となったラモスは次戦出場停止となったが、敵地で2点を奪い有利な状況でホーム第2戦を迎えられることから、その試合で出場停止を消化して準々決勝にクリアな状況で向かう意図のもとに、故意の警告を受けたという疑惑が持たれていた。
その疑惑を裏付けるように、ラモスは「わざとでなかったと言えば、ウソになる」と試合後に発言してしまった。これにより、UEFAは2試合の出場停止を正式に決定し、アヤックスとの第2戦に加えて、勝ち上がった場合は準々決勝第1戦も出場停止になった。
UEFAはこの決定を「累積による自動的な出場停止1試合と、意図的な警告を受けた行為による1試合の出場停止」と説明している。また、レアルにはこの試合でサポーターが発煙筒を使用したことにより15万ユーロ(約1900万円)の罰金も科された。
意図的な警告消化の疑惑は過去にもさまざまな事例があるが、今回は試合後に本人が自ら発言してしまったことが大きな要因となった。口を滑らせたことで“マリーシア”(ポルトガル語でずる賢さ)に失敗したラモスは、レアルにとって強敵との対戦が見込まれるベスト8の第1戦をスタンドから観戦することを余儀なくされた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)