プレミア降格危機のフルハム、ラニエリ監督を解任 38歳パーカー暫定監督が就任
就任3カ月半でわずか3勝 残留圏内の17位と勝ち点10差となり決断
プレミアリーグからの降格危機に直面しているフルハムが28日、クラウディオ・ラニエリ監督の解任を発表した。15-16シーズンに日本代表FW岡崎慎司らを率いレスター・シティを初のプレミア制覇に導いたイタリア人指揮官は、今季途中からチームを率いていたが、降格圏から浮上させることができないまま去ることになった。
昨年11月に前任のスラビシャ・ヨカノビッチ監督の後を継ぎ、フルハムの再建を託されたラニエリ監督だったが、就任3カ月半でわずか3勝のみ。プレミアリーグ第28節では残留争いのライバルとなっている日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンに0-2で敗れ、今季19敗目を喫していた。
現在、フルハムはリーグ第28節を終えた時点で勝ち点17の19位に位置しており、残留圏となる17位サウサンプトンとは勝ち点差が10ある状況。試合後には自身の将来を案じたのか、英紙「ザ・サン」によれば、今後について尋ねられた質問に対し「私の仕事? 私は分からない。オーナーに聞いてくれ」と発言しており、解任は近いと見られていた。
後任にはかつてトットナムやチェルシーでもプレーした経験のある、スコット・パーカー氏が暫定監督として就任した。38歳のパーカー氏は16-17シーズン終了後にフルハムで現役を引退。同クラブのU-18チームの監督に就任し、昨夏からアシスタントコーチを務めていた。
残留に向けて厳しい状況が続くフルハム。3日にホームで行われる第29節チェルシー戦が新体制の初陣となる。
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(FOOTBALL ZONE編集部)
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