元J1監督の吉田達磨氏、シンガポール代表次期監督に浮上 3月就任の見通しと海外報道

シンガポール代表の次期監督に浮上している吉田達磨氏【写真:Getty Images】
シンガポール代表の次期監督に浮上している吉田達磨氏【写真:Getty Images】

シンガポール代表は昨年11月から監督不在 ユース年代も鍛えられる監督を募集

 Jリーグの柏レイソル、アルビレックス新潟、ヴァンフォーレ甲府を率いた経験のある吉田達磨氏が、シンガポール代表の次期監督候補に浮上しているという。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が伝えた。

 シンガポールは東南アジアで長きにわたり、フィジカルが強く、実践的で、アグレッシブなチームと見なされてきた。しかし、現在は素早くボールを移動させ、よりポゼッションを基盤にしたゲームをするという哲学を、長期的なビジョンで築こうとしている。

 昨年11月にAFFスズキカップ(東南アジアサッカー選手権)でグループリーグ敗退を喫して以降、監督が不在だったが、シンガポール・サッカー協会(FAS)のリム・キアトン会長は同12月、「現在のチームには高いインテンシティーが求められ、ハードなプレスができ、動きの速いゲームができなければいけない。さらに、フル代表に選手を供給できるように、ユースを鍛えられる粘り強さを持った監督が必要」と話し、外国人監督を迎える意向を明確にしていた。

 これまでアジアやヨーロッパの監督と何度も面談をしてきたが、日本サッカー協会推薦の吉田氏は、先週に日本との遠隔で行われた面談で良い印象を与えたようだ。現役時代の2002年に短期間ながらもシンガポールのクラブチームであるジュロンでプレーした経験を持つ。FASの情報筋によれば、吉田氏は数日の間に直接幹部と面談をする予定で、上手く行けば、3月に就任する見通しだという。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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