チェルシー、交代拒否騒動の守護神ケパに2800万円超の罰金処分 監督は解決を強調

チェルシーのGKケパ・アリサバラガ【写真:Getty Images】
チェルシーのGKケパ・アリサバラガ【写真:Getty Images】

リーグ杯決勝でカバジェロを投入しようとするサッリ監督に対し、交代を受け入れず

 チェルシーは、現地時間24日のリーグカップ決勝マンチェスター・シティ戦で起きたスペイン代表GKケパ・アリサバラガの“交代拒否問題”を受けて、同選手に給与1週間分の罰金処分を下すと発表した。クラブ公式サイトでは、当事者のケパとマウリツィオ・サッリ監督の声明が公開されている。

 チェルシーとシティによるタイトルを懸けた一戦は0-0の拮抗した展開で90分を終え、延長戦に突入。その後半終了間際、足の治療を受けたケパを交代させようとサッリ監督は控えGKウィリー・カバジェロの投入を準備した。しかし、ケパは交代を受け入れず、そのままプレーを続行。状況を理解できずにいたサッリ監督が激昂するという異例の展開となった。

 試合後にサッリ監督とケパはそれぞれお互いに誤解があったと釈明。負傷による交代を考えた指揮官と、プレーに問題はないとする選手側の意志疎通が上手くいっていなかったという。

 チェルシー公式サイトでは、改めて両者のコメントが公開された。ケパは「誤解があったとはいえ、僕は大きな過ちを犯してしまった」と自身の振る舞いを反省。「監督、ウィリー(・カバジェロ)、チームメート、そしてクラブにしっかりと謝りたかった。今日しっかりと謝罪し、同じようにファンにも謝りたい」とコメントを残した。

 また、ケパは「今回のことから学び、クラブからの処分を受け入れます」としている。クラブからは給与1週間の罰金処分が科されることが決定した。罰金はそのままチェルシー・ファウンデーションに寄付されるという。英紙「デイリー・ミラー」によれば、ケパの週給は成果報酬などを含めれば推定19万5000ポンド(約2840万円)とされている。

 一方のサッリ監督は、「ケパとこの件について話した。いい会話だった。誤解があったが、彼は自身の行いに大きな過ちがあったことを理解している。私やチームメート、クラブに謝罪した」とした上で、「この問題はすでに終わった」と問題は解決したことを強調した。

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