リバプールはプレミア初制覇を「恐れているように見える」 元チェルシーFWが警鐘
事実上の“数的優位”ながらマンUに勝ち切れず 2位マンCが勝ち点1差に接近
リバプールは現地時間24日、プレミアリーグ第27節の敵地マンチェスター・ユナイテッド戦に0-0で引き分けた。これで勝ち点を66としたリバプールは、2位のマンチェスター・シティを勝ち点1差上回り首位に立ったが、かつてチェルシーなどに在籍し、プレミアリーグでプレーした元アイルランド代表FWトニー・カスカリーノ氏は、リバプールが初のプレミア制覇を恐れているように見えると述べている。英紙「イブニング・スタンダード」が報じた。
この試合でオレ・グンナー・スールシャール暫定監督が率いるユナイテッドは、主力の1人であるイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが試合中に負傷したが、前半に3人の交代枠すべてを使い切っていたことでそのままプレーを続けることになった。これにより、リバプールはほぼハーフタイムから優位な状況で戦えたはずだったが普段の勢いを見せることができず、ゴールを奪えなかった。
カスカリーノ氏は英紙「ザ・タイムズ」の自身のコラムで、このように試合を振り返っている。
「ライバルの一つを相手に勝ち点1を得たかもしれないが、もっと大局的な視点で見ると、チームはプレミアリーグで優勝できると信じていないように見える。マーカス・ラッシュフォードは負傷したままプレーを続けたことを考えると、リバプールは前半にすべての交代枠を使い切った、“10人半”のユナイテッドに勝つだけのことだった。しかも後半、彼らはかなり疲れているように見えたのに、リバプールはわずか1回の枠内シュートだけ……。ボールを持ってもノロノロしていて、もったいなかった」
さらに同氏は、「この試合だけではない。ここ最近のレスター戦やウェストハム戦のパフォーマンスも乏しかった」とし、「リバプールはタイトルを追いかけることに自信のないチームに見える。恐れているようだ」との見解を示した。
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