フランクフルト長谷部は「ピッチ上の隠れた主将」、データが示す唯一無二の“主軸ぶり”
デュエル勝率62%はチームトップ「システムにおいて替えの利かない選手」
フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠は、ドイツ12年目のシーズンを迎えている。35歳にして、キャリア最高とも言えるシーズンを過ごしていると評価されるなか、現地時間24日付のドイツの有名サッカー雑誌「11FREUNDE」が特集。データを基に、長谷部がいかに攻守でチームに貢献しているかを伝え、「ピッチ上の隠れたキャプテン」と称えている。
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リーグ開幕戦を体調不良で欠場すると、第2節はベンチ外、第3節は90分間出場なしと、一時は構想外に陥ったかと懸念する声も上がった長谷部。しかしアディ・ヒュッター監督がシステムを3バックに戻した第4節RBライプツィヒ戦(1-1)からリベロとして起用されると、そこから筋肉の問題で欠場した3試合を除いて国内リーグですべてフル出場(23節終了時点)を果たしており、昨年11月にはアジアサッカー連盟(AFC)から「アジア最優秀年間国際選手賞」に選出されたほか、ウィンターブレイク中にはドイツ誌「キッカー」選出の「前半戦最高のCB」にも輝いた。
フランクフルトは24日のリーグ第23節ハノーファー戦(3-0)前の段階で28失点と、ブンデスリーガで5番目に失点が少ない。そのうち長谷部が欠場した6試合で奪われたゴール数は11となっており、「11FREUNDE」は「ハセベは過去数年と同様、リベロ2.0として、フランクフルトのシステムにおいて替えの利かない選手になっている」と評価した。
さらに記事では、長谷部が35歳にしてキャリア最高のシーズンを送っている理由を分析。「ハセベはデュエルの勝率が62%(23日現在)とチームトップを誇り、インテリジェントなポジショニングで自分より明らかに速い選手にも対応し、180センチという身長ながら大抵の空中戦で勝利を収めている」とその強さに触れた。