チェルシー守護神、“交代拒否容疑”で物議 サッリ監督は釈明「この問題は私の誤解だ」

チェルシーのGKケパ・アリサバラガ【写真:Getty Images】
チェルシーのGKケパ・アリサバラガ【写真:Getty Images】

延長後半の終了間際、監督はGKカバジェロ投入の準備を進めるも交代が実現せずに激昂

 チェルシーのスペイン代表GKケパ・アリサバラガが、現地時間24日のリーグカップ決勝マンチェスター・シティ戦の延長後半途中に選手交代の指示を拒否したことで物議を醸した。しかし、実際はケパとマウリツィオ・サッリ監督の間で誤解が生じていただけという。英公共放送「BBC」が報じた。

 タイトルを懸けたチェルシーとシティの激戦は0-0のまま90分を終え、延長戦にもつれ込んだ。そして迎えた延長後半の終了間際、サッリ監督はケパの代役としてアルゼンチン代表GKウィリー・カバジェロの投入準備を進めていたが、いざ交代という時にケパが交代を拒否したとして現場は大混乱に。サッリ監督は激昂した様子でベンチのシートに物を叩きつけ、そのまま一度トンネルの奥へと引き上げた。

 英国メディアでもこの“交代拒否”が大きな話題となっており、ケパを非難する声も上がっている。しかし、実際にはピッチとベンチの間のコミュニケーションで誤解が生じていたようで、サッリ監督はケパの“造反行為”では決してないと説明している。

「この問題は私の誤解だ。ドクターがベンチに戻ってきてから認識できた。彼は、私がフィジカルの問題による交代を指示したと認識しているが、『フィジカルの問題はない。大丈夫だ』と言った」

 ケパは試合前からハムストリング負傷で欠場の噂があり、この試合中にもピッチで治療を受ける場面があった。それを見たサッリ監督はプレー続行不可だと思い、交代を指示したのだという。一方のケパは、プレー可能だという意思表示をしたが、ここでの伝達がすれ違っていたようだ。

 ケパも「誤解だった。ボスに反抗しようという意図はまったくなかった」と一連の騒動について釈明している。

 チームはPK戦の末に3-4で敗れてタイトルを逃したが、指揮官と守護神の対立というネガティブなニュースまでついてくるような事態にはならなかったようだ。

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