中村が語るL・ダミアン　「どうやって彼を使っていくのか…」

　ダミアン加入によって、それまで“地”でのつなぎを主戦場としていた川崎は、“空”という新たな武器を手に入れた。しかし、それにより、一昨年、去年ほど“地”での完成度を発揮しづらい現状にもある。試合後、チームの大黒柱であるMF中村憲剛は、ダミアンのほろ苦いリーグデビュー戦を振り返った。

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「高さ、強さというのは、かなりゼロックスでも見せてもらいましたけど、浦和は3枚→5枚という守り方なのに対し、今日は4枚→8枚に近い形で守ってくる相手にどうやってスペースを見つけて彼を使っていくのかというのは、ダミアンもそうですし、僕らも変化というか、考え方をスイッチしなければいけないところもあるとは思う」

　それでもダミアンの特長はチームにとって強力なプラスアルファになることを強調し、これからの戦いのなかで擦り合わせをしていく必要性を説いている。

「ただ、彼が真ん中でポストをやってくれるシーンはチャンスだし、相手が真ん中に寄るので、そういうのをもっともっと能動的にやれれば良くなると思うし、彼の近くに味方がいれば連係して、いなければいないでしっかりとキープしてくれれば、彼は強いので、普通には取られないと思う。そういうふうに上手く使っていければいいかなという。でも、こればっかりはいろんな相手と消化しないと見えてこない部分もある」

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