「物議醸す行動」 鳥栖トーレスの猛抗議に母国メディア驚き「Jリーグ初日から猛烈な怒り」
判定に不満爆発のトーレス、主審に詰め寄る場面がスペインで反響拡大
サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは23日、J1開幕戦の名古屋グランパス戦に先発出場するも不発に終わり、チームも0-4の完敗を喫した。その試合の中では判定に激昂し主審に詰め寄る場面もあり、母国メディアで反響が拡大している。
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Jリーグ初参戦となった昨季は、シーズン途中の加入だったこともあり堅守速攻のスタイルにトーレスが合わせる形で前線のターゲットマンに徹したが、今季からルイス・カレーラス監督が就任すると、ポゼッションサッカーへの挑戦をスタートさせている。
そうしたなかで迎えた開幕戦となったが、開始早々の前半12分に緊迫のシーンが訪れる。鳥栖のGK大久保択生のロングフィードの落下地点に入ったトーレスだが、相手DF中谷進之介との激しい競り合いで転倒。山本雄大主審はトーレスのファウルを取り、名古屋にFKを与えた。
この判定に不満を爆発させたトーレスは、怒りを露わにしながら主審に詰め寄る。慌てて同僚のMF高橋秀人が止めに入り、事態を収束させた。“神の子”と名付けられた世界的ストライカーが見せた振る舞いには、母国スペインメディアから注目が集まっている。
スペイン紙「マルカ」は「トーレスがレフェリーに詰め寄る際に我を失う」との見出しで報じ、「トーレスは引っ張られて倒されたように見えたが、ファウルは反対のチームに与えられた。激怒したトーレスは立ち上がり、レフェリーへと一直線に向かって抗議し、チームメートに止められた」と説明している。
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