補強禁止処分のチェルシー、英紙がバルサ時代の久保の事例紹介 「世代最高の一人が…」
2020年夏まで選手を新たに獲得できない厳しい処分
プレミアリーグの強豪チェルシーは、18歳未満の選手の海外移籍に関する違反があったとして、FIFAから2度の移籍市場での補強禁止処分を受けた。2020年夏まで新加入選手を獲得できない事態となったが、英紙「インディペンデント」は過去に同様の処分を受けたバルセロナのケースを紹介。その代表格として、FC東京のFW久保建英の名前を挙げている。
「タケフサ・クボは10歳でFCバルセロナに加入した。すぐに“日本のメッシ”の愛称を得た若いストライカーにとって夢が叶った瞬間だった。クボは10代前半までの3シーズンをラ・マシアのユースチームでプレーし、間もなくこの世代の最高の1人となった」
同紙は久保についてこのように紹介している。23日に行われた川崎フロンターレとのJ1開幕戦ではスタメン出場し、右サイドハーフの位置から何度もチャンスメイクした久保だが、バルサ加入当初から存在感を発揮していたことを紹介している。ただし、その潮目が変わった5年前の出来事も次のように紹介している。
「しかし、2014年4月に彼の世界は変わった。バルサが未成年者の譲渡および登録に関するFIFA規則の第19条に違反していることが判明した。18歳未満のプレーヤーは3つの資格基準のうちの1つを満たす場合に限り、国際移籍を完了することが許可されている。 FIFAの規則から引用すると、それは16歳と18歳の間、またはクラブから100km以内に住んでいる場合である。
久保はこの条件に反したバルサの子供の数多くの1人であり、彼の命運は間もなく混沌の中へと叩き込まれた。韓国のイ・スンウやペク・スンホ、アメリカのベン・レダーマンら、世界中の若きエリート選手の筋道が突然途絶えた」
久保ら世界中から集った若き才能たちが、公式戦出場禁止処分を受けるという憂き目にあった過去があったことを紹介している。資金力をバックに補強を続けてきたチェルシー。エースのベルギー代表MFエデン・アザールに退団の噂もあるなかで受ける手痛い処分は、今後にどのような影響を及ぼすのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)