浦和、予告通りに杉本らリーグ初スタメンも… J開幕戦・仙台戦は0-0ドローの痛み分け
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天皇杯決勝リターンマッチ、互いに最終ラインを崩し切るクオリティーは生み出せず
2019年のJ1開幕戦、ベガルタ仙台がホームに浦和レッズを迎えた23日の一戦は、両者が激しく戦うゲームとなったがゴールは生まれず、0-0の引き分けに終わった。
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浦和は試合前日会見でオズワルド・オリヴェイラ監督が予告した通りのスタメンが並んだ。新加入のFW杉本健勇、MFエヴェルトン、DF山中亮輔が浦和でのリーグ初スタメンとなり、16日の富士ゼロックス・スーパーカップからはMF宇賀神友弥が右サイドに回ってDF橋岡大樹がベンチスタート。一方の仙台はガンバ大阪から新加入の192センチ長身FW長沢駿がスタメンに名を連ねた。
試合は立ち上がりから両者の球際での激しいプレーが目立ち、スタジアムも両チームのサポーターによって自然とヒートアップ。そのなかで両者ともにゴール前で決定機と呼べるシーンは作りだせず。互いに良さを消し合うことに終始した感のある前半はスコアレスで終了した。
後半に入るとゲームが動き出し、先に決定機を迎えたのは仙台だった。同12分、左サイドから古巣対決のMF関口訓充が入れたクロスをファーサイドで長沢が叩いたヘディングがゴールを襲ったが、GK西川周作がファインセーブで弾き出した。
一方の浦和も同14分、右サイドをパスワークで崩すとMF長澤和輝のクロスをファーサイドで山中が中央に折り返し、走り込んだエヴェルトンがゴール正面から左足で狙ったが、シュートはクロスバーの上に飛んだ。
後半が半ばに差し掛かると、仙台の渡邉晋監督はMF梁勇基、オリヴェイラ監督はMFマルティノスを投入して変化をつけに掛かった。さらに残り約10分というところで仙台はFWジャーメイン良、浦和はFWアンドリュー・ナバウトを前線に入れて勝ち点3への意欲を見せる。
しかし、最後まで互いに相手の集中が切れない最終ラインを崩し切るクオリティーは生み出せず、試合は0-0で終了。昨季の国内最終戦となった天皇杯決勝のリターンマッチとなった一戦は、スコアレスでの痛み分けに終わった。
(FOOTBALL ZONE編集部)