パチューカが“別の本田探し”画策 会長も前向き発言「アジアへのチャンネルは閉じない」
昨季本田がパチューカで残したインパクトは「すべてのレベルで衝撃だった」
メルボルン・ビクトリーに所属するMF本田圭佑。サンフレッチェ広島がAFCチャンピオンズリーグ本戦出場を決め、メルボルン・Vが同組ということもあって“日本凱旋”の可能性が高まっている一方で、前所属先であるメキシコのパチューカが「別のホンダ」探しに精を出しているという。メキシコメディア「BESOCCER」が伝えている。
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本田がACミランからメキシコに新天地を求めたのは、ロシア・ワールドカップを1年前に控えた2017年夏のことだった。その新天地については日本の数多くのサッカーファンがどよめいたが、メキシコの名門クラブにとっても加入後、驚きに包まれたものだったようだ。同メディアはこのように伝えている。
「メキシコでは、いまだにホンダの在籍した期間について記憶しており、その1年は何物にも代えがたかった。日本人フットボーラーのパチューカとの契約は、すべてのレベルで衝撃だった」
ここまではっきりと“本田効果”があるとは思っても見なかったのだろう。それを実感しているのは、パチューカの会長を務めるマルティネス・パティーニョ氏だ。
「日本でメキシコのユニフォームが売れたのは、初めてのことだった。そして(米テレビ局の)FOXスポーツがアジアに向けてメキシコサッカーの放映権を売るための交渉をしたこと自体も初めてだった」
このインパクトは絶大だったようで、パティーニョ会長はメキシコシティでの会議で、“別の本田”を欲しがっていると記し、「我々はアジアへのチャンネルを閉じることはない。それは我々が働きかけ続けるべきものだと思っている」とのコメントも紹介している。
北中米の雄であるメキシコに、本田がもたらした特大のインパクト。パチューカ側が受けた恩恵を考えれば、本田に続く大物日本人選手のメキシコ移籍の可能性も決してゼロとは言えないだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部)