乾貴士、アラベスでの”新風ぶり”を地元紙評価 「チームは積極的なプレーを取り戻した」

アラベスのMF乾貴士【写真:Getty Images】
アラベスのMF乾貴士【写真:Getty Images】

乾が先発した2試合で勝ち点4獲得とアラベスは復調 セルタ戦もスペイン紙は先発予想

 日本代表MF乾貴士はアジアカップ後、ベティスからアラベスに移籍した。加入直後の2試合で先発出場するなど新天地でチャンスを得ているが、地元メディアなどからもその実力は不可欠なものと見られているようだ。

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 乾はリーガ・エスパニョーラ第23節レバンテ戦に先発出場して2-0の勝利に貢献すると、いきなりの古巣戦となった続く第24節ベティス戦でもスタメンを張り、チームは1-1の引き分け。敵地で勝ち点1を手にした。乾加入前にはリーグ戦3連敗を喫するなど停滞期に入っていたが、チームはUEFAヨーロッパリーグ(EL)圏内の6位に再浮上。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)圏内の4位セビージャとも勝ち点1差と、さらなる躍進を見据えている。

 この現状について、アラベスのお膝元である地元紙「ノティシアス・デ・アラバ」はこのように“乾効果”を記している。

「アラベスは後半戦の当初失っていた競争力を取り戻している。この失速は主力選手の離脱(MFイバイ・ゴメスがアスレティック・ビルバオに移籍)、他の主力の怪我という面が一致したこともある。しかし、日本人アタッカー乾貴士の加入によって、チームは攻守両面でより積極的なプレーを取り戻した。レバンテ戦とベティス戦で得た計勝ち点4は、アラベスが過ごしているシーズンが偶然ではないこと、そして彼らが来季のヨーロッパでの公式戦に参戦するために戦っていることを証明した」

 アラベスは乾加入によって勢いを取り戻したと分析。現地時間23日に行われるリーグ第25節セルタ戦に向けた全国紙「マルカ」のマッチプレビューでは、乾はアラベスの4-3-3システムの右ウイングで先発予想されている。アラベスに新風をもたらした乾の評価が高まるなかで、はっきりとした結果を残せば、その立ち位置はさらに盤石なものとなりそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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