「2桁は頭にある」 浦和新加入のFW杉本健勇、J1自身2度目の“大台”に目標を設定
チームの勝利のために“犠牲心”を持ってプレーすれば「ゴールを回ってくると思う」
日本代表FW杉本健勇は、今季セレッソ大阪から浦和レッズへの移籍を決断した。新天地での開幕戦となるベガルタ仙台戦に向けた前日練習を終えると、「準備はできたので、しっかり勝ちたい」と自信を見せている。
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杉本は16日の富士ゼロックス・スーパーカップで川崎フロンターレと対戦したゲームで、前半45分のみプレー。FW興梠慎三と2トップを組んだが、チームが川崎のプレスに手を焼いてボールを前進させられなかったこともあり、攻撃的なプレー機会はほとんどなかった。そうした意味では、この仙台戦が改めて浦和でのプレーぶりを示す最初のチャンスになると言っていい。
日本代表経験も持つストライカーは、開幕戦を「いつも難しい試合になる」と話し、「個人もチームも上手くいかないことが多いのは、どのチームも同じこと。あまり自分のゴールは気にしていない。チームが勝つために犠牲心を持ってプレーすること。そのためにやっていれば、ゴールは回ってくると思う」と、あくまでもチームの勝利を優先させる考えを示した。
ゼロックス杯での杉本が見せた好プレーは、相手のコーナーキックの場面でニアサイドの「ストーン」の位置に入り、川崎が複数人の動きで元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンをフリーにするパターンを見せたのを察知して、いち早く前でカットしたシーンだった。今季、仙台にはガンバ大阪から193センチの長身FW長沢駿が加入したこともあり、「セットプレーもカギになる。仙台には長身の選手も入っていますから」と、ゲームを見通した。
シーズンのスタートと言える一戦に「個人の目標はあまり決めない」という杉本だが、「チームの目標は明確にあるし、もちろんゴールはいっぱい取りたい。2桁というのは頭にある」と、2017年にリーグ22得点を決めて以来、J1では自身2回目となる大台を目標に挙げた。
オズワルド・オリヴェイラ監督がスタメンを公言して興梠とのコンビが決定的ななか、浦和初ゴールを決めて波に乗っていきたいところだ。
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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)