南野が米テレビ局選出のA代表経験のない世界のスター5人に 「前途有望な兆候」
活躍が注目される新鋭たち
ハリルジャパンに初選出されたザルツブルクのFW南野拓実は、8日のロシアワールドカップ(W杯)アジア2次予選のシリア戦でA代表デビューの期待が懸かる。その新鋭が、ユベントスの若きエースらと並び、期待される世界の新鋭5傑に選出されている。米テレビ局ESPNが「注目すべき代表 出場経験のない5人のスター」と特集している。
一番手に登場する俊英は、ユベントスのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラだ。
昨季パレルモで13得点10アシストと爆発した21歳の若武者は今季ユベントスに移籍。イタリア代表のアントニオ・コンテ監督から帰化要請を受けながら、前線にタレントがそろう母国アルゼンチン代表で戦うことを決意した。今回W杯予選エクアドル戦と、パラグアイ戦を控えるアルゼンチン代表に念願の初招集を受けた。
2人目はアヤックスのオランダ代表MFアンワー・エルガジ。欧州屈指の強豪国オランダ代表は、EURO2016予選敗退の危機にひんしている中、ダニー・ブリンド監督は今季アヤックスで8試合7得点と大爆発中のエルガジを初招集した。U-21オランダ代表でプレーしたが、両親がモロッコ人のため同国代表を選ぶことも検討したが、オランダを選択。パワフルなシュートと加速力が急成長の20歳の武器だ。
3番手は日本代表DF長友佑都の所属するインテルのコートジボワール代表MFアサヌ・ドゥモヤ・ニュクリ。昨季インテルで2試合に先発したニュクリは今季開幕戦で先発。マンチェスター・シティの王様ヤヤ・トゥーレの後継者と期待されるニュクリは敵地モロッコとの親善試合でデビューを果たす可能性が出てきている。
それに続くのが、ポルトガル代表のポルトDFネルソン・セメド。21歳の右サイドバックはEURO2016予選のデンマークと、セルビアとの重要な連戦で初招集された。故障離脱中のヴォルフスブルクDFビエリーニャの代役として先発する可能性もある。