J1全18クラブ戦力分析「DF」編 3クラブが最高評価タイ、台頭が期待される若手は?
川崎はほぼ隙がないが… G大阪はキム・ヨングォン、浦和は鈴木の獲得で的確補強
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2019シーズンのJ1リーグが2月22日に開幕する。J1リーグ全18クラブの戦力分析企画第4回目(全5回)は「DF」をテーマに展望。各クラブの守備陣を比較し、その戦力を10点満点(10点が最高)で分析していく。
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10点満点のチームはないが、昨年最少失点で的確に新海外助っ人などを補強した川崎フロンターレ、日本代表の三浦弦太を擁し、アジア最高DFの1人であるキム・ヨングォンが加わったガンバ大阪、日本代表の槙野智章、マウリシオ、岩波拓也に鈴木大輔も加わった浦和レッズの3クラブを最高評価タイの「9点」とした。いずれもディフェンスだけでなく、後ろからの組み立てにも見どころがある。
そのなかで川崎はほぼ隙がないが、先制点を早い時間帯に取られると前がかりになるなかで2失点目も喫する傾向がある。そういったゲームコントロールも含めてポイントになりそうだ。G大阪は主力が揃っている試合と1人でも欠く試合でパフォーマンスに差が見られる。特にセンターバック(CB)はタイのムアントン・ユナイテッドから加入した青山直晃や屈強な菅沼駿哉などが選手層に厚みをもたらすか。浦和は岩波が一回り成長を遂げて守備の強度を上げられれば理想だが、鈴木やボランチと兼任の阿部勇樹を含めて対戦相手に応じた起用法もありそうだ。
FC東京(8点)は日本代表で成長中の右サイドバック室屋成、CB森重真人など主力はほぼ継続路線だが、左利きの小川諒也が左でも右でもアピールしており、面白い存在になってきそうだ。北海道コンサドーレ札幌(8点)はペトロヴィッチ監督の“ミシャ式”が浸透し、昨年よりさらに安定した形で後ろからの組み立てが見られるだろう。ただし、シーズン通しての安定やカップ戦でのタイトルを目指すうえで、進藤亮佑、キム・ミンテ、福森晃斗の3人に良い意味で刺激を与えるような選手の台頭にも期待したい。
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河治良幸
かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。