鹿島加入内定の東京五輪世代FW上田綺世 ストライカーとして参考にする選手は?
大学2年生にして2021年からの鹿島加入が内定 最大の武器は「とにかく点を取る」
J1鹿島アントラーズに2021年からの加入が内定した法政大FW上田綺世が20日、記者会見を行った。大学2年生にしてプロ入りの“予約切符”を手にしたが、最大の武器とするのが高い得点能力とゴールに対する貪欲な姿勢だ。東京オリンピック世代のエース、次世代の日本代表エースとして期待が懸かる逸材がお手本としてきた選手とは――。
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1998年生まれと東京五輪世代の上田は、中学時代は鹿島Jrユースノルテに在籍。鹿島のトップチームでのプレーを夢見ていたが、ユース昇格は叶わなかった。その後、鹿島学園高を経て法政大に進学。1年時から出場機会をつかみ、2年時の昨季はゴールゲッターとして、法政大の42年ぶりとなるインカレ(全日本大学サッカー選手権)優勝の原動力となった。
法政大の長山一也監督は、上田を「練習試合からとにかくゴールを決める選手」と評する。
「1年生から試合に出ていますが、とにかく点を取る。使わざるを得ない状況を自分から作り出す選手です。彼の特長の一つが得点パターン。ヘディング、右足、左足、ドリブルシュート、ミドルシュートも打てて、いろんな形がある。そして、それ以上に素晴らしいのが吸収力です。アドバイスを自分で落とし込んで、プレーにつなげていきますね」
上田は2018年、関東大学サッカーリーグ1部で得点ランク4位タイの11ゴールを記録。さらに、数少ない“大学生組”として出場した昨夏のアジア大会では、ラウンド16のマレーシア戦で途中出場から終了間際に決勝ゴールを挙げると、準決勝のUAE戦でも決勝弾をマークするなど6試合で3得点を叩き出し、U-21日本代表の準優勝に大きく貢献した。
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