ミラン指揮官と連係

　一方で、ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督とは悪童と呼ばれるこのFWについて意見を交換しているという。

「これは、ミハイロビッチが私に言ったことだ。マリオは今、素晴らしくハードワークしていて、高いモチベーションを持っているんだ、とね。それはいいことだ。とにかく、チームのためにプレーできること。これは、私が選手を選ぶときの最低限の基準だ」

　イタリアで再起を図る悪童の取り組みは認めながらも、まだまだ代表レベルには達していないとコンテ監督は判断したようだ。欧州選手権では、2012年の前回大会でレギュラーとしてイタリアを準優勝に導いた立役者でもある。来年の本大会でアッズーリのユニホームを勝ち取るためには、バロテッリはさらなるハードワークを求められている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images