“奇人”ビエルサ監督のスパイ行為問題が決着 リーズに2860万円の罰金処分
1月にダービーに対してスパイ行為、EFLは「これを繰り返さないように」と厳命
イングランド・フットボールリーグ(EFL)は18日、リーズ・ユナイテッドが1月に敵チームであるダービー・カウンティの練習をスパイ行為した事件に関して、リーグ規則違反であることを認めた。リーズには罰金20万ポンド(約2860万円)の処分が科されている。英サッカーメディア「90min」が報じた。
問題となっていたスパイ行為は、現地時間1月11日に行われた英2部チャンピオンシップ第27節リーズ対ダービー戦の試合前日に起きた。練習を行っていたダービーは、練習場周辺に不審な男がいたことから警察に通報。その後、この人物がリーズのスパイだったとして、FA(イングランドサッカー協会)が調査に乗り出していた。
事件発覚後、リーズの指揮官である“奇人”マルセロ・ビエルサ監督は、すべての対戦相手のトレーニングを見張らせていたことを認めた。さらに、集まったジャーナリストたちに、彼らがどのような分析をしていたかを披露するなど、大きな騒動に発展していた。
EFLは、リーズが「リーグに関するすべての事項および取引において、各クラブはお互い、およびリーグに対して最大限の誠意をもって行動しなければならない」との規約に違反していたとして、罰金20万ポンドの処分を下すことを決定。「リーズはEFLの問い合わせに全面的に協力した。提供されたすべての証拠を総合的に判断した結果、クラブは正式に規則3.4条の違反を認めている。その結果、クラブの行動がEFLの望む基準を大幅に下回ったため、クラブには20万ポンドの罰金を科した。これを繰り返さないように」と声明を発表した。
1月にイングランドを騒がせたビエルサ監督のスパイ行為問題。結果的にはクラブが罰金という形で制裁を受け、騒動の終幕を迎えている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)