イングランド20歳新星へ「現状に満足するな」 元ブラジル代表の主将がアドバイス
“右の支配者”カフーが、アレクサンダー=アーノルドに助言
かつてローマやACミランでキャリアを謳歌したブラジル代表のレジェンドDFカフー氏は、わずか20歳でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝の舞台を経験した同じ右サイドバックのリバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドについて言及した。その才能を認めるカフー氏は、「絶対に現状に満足してはいけない」と語り、さらなる努力を促した。英紙「デイリー・スター」が報じている。
イングランド代表の右サイドバックは、トットナムのDFキーラン・トリッピアーがファーストチョイスとなっている。その座を脅かそうとしているのが、リバプールだけでなく代表でも着々と存在感を高めているアレクサンダー=アーノルドだ。昨年デビューを果たしたばかりの若武者は、激しいプレミアリーグの優勝争いでトップを走っているリバプールの主力として、今季もここまで18試合に出場。世界的にも評価が高まりつつある。
そんなアレクサンダー=アーノルドに警告を与えたのが、かつて“右サイドの支配者”と呼ばれたカフー氏だ。ブラジルのレジェンドは、彼のポテンシャルを完全に発揮するためには現状に満足してはいけないと忠告している。
「イングランド代表でプレーするためには、良い選手でなければならない。そして、リバプールでプレーするためには、さらに良い選手でなければならない。しかし、成熟して安定感が出るまでには時間がかかる。確かに彼は非常に才能がある選手だ。だが、彼のポジションの選手には、ハードワークすること、多くのトレーニングをすることを勧める。だけど、最も大切なのは、多くの献身性を示すことだ」
さらにカフー氏は「決して現状に満足してはいけない。また、不満を抱いたり、頭でっかちになってはいけない。もっともっと努力しないとね。僕が彼と同じ年齢の時はサンパウロのトップチームでプレーしていて、父親になった。だから、多くの責任を抱えていたんだ。20歳というのは、“サッカー選手”になるのか、“長いキャリアを歩み、リスペクトされるプロのサッカー選手”になるのか、決断できる年齢だ」と、自身のキャリアを振り返りつつ、努力を続けることの重要性を伝えている。
今の自分の立ち位置を見失って、徐々に最前線から離れていく選手もいる。カフー氏の言葉を受け取り、アレクサンダー=アーノルドはさらに世界的選手への階段を上っていくことができるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)