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ドルトムント惨敗の舞台裏 主将が明かした「バイエルン対策」と香川が犯した「2つのミス」
崩れ去ったミッション
「ジェローム・ボアテングには全くプレッシャーがかかっていなかった。僕らは思い切ってラインを上げていたけど、同時に前線からプレスをかけなければいけない。相手をフリーにしていたら、やられてしまうのも当然。あの2つの失点シーンでは、2本の見事なパスとバイエルンの冷静さにやられた」
前半26分、ボアテングが自陣でボールを持つと、余裕をもって右足でロングフィードを前線に送り込んだ。するとこのピンポイントのボールを、FWトーマス・ミュラーが絶妙なトラップでGKの裏を取り、そのまま左足でゴールへと突き刺した。
そして、3失点目を喫した後半1分のシーン、今度はアルバが自陣から左足のロングフィードを前線に送り、いち早く抜け出したFWロベルト・レバンドフスキがこれを右足で流し込み、ドルトムントを突き放すゴールを決めた。
どちらのシーンも、バイエルンを攻略する上で抑えなければならなかったボアテングとアラバのロングフィード。警戒していたはずの相手のプレーを、ゲームの折り返しとなる時間帯で二度も許し、ミッションは脆くも崩れ去った。
そして、このミッションを達成する上で、ドルトムントの要を担うMF香川真司はミスを犯した。