「ダービーで課された義務」 ベジクタシュ香川、トルコ初スタメン濃厚に現地紙注目

ベジクタシュのMF香川真司【写真:(C)BesiktasJK】
ベジクタシュのMF香川真司【写真:(C)BesiktasJK】

リャイッチが累積警告でマラティアスポル戦出場停止により、香川がトップ下で先発か

 トルコ1部ベジクタシュに移籍したMF香川真司が、現地時間25日の第23節フェネルバフチェ戦でトルコ初スタメンを飾る可能性が高まってきた。トルコメディアも「ダービーで香川に課された義務」と熱視線を送っている。

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 今冬の移籍市場最終日となる1月31日に、ドルトムントからベジクタシュへの期限付き移籍が決まった香川。デビュー戦となった第20節のアンタルヤスポル戦(6-2)で後半36分から出場すると、登場からわずか16秒で初ゴールを挙げるなど3分間で2ゴールを荒稼ぎする衝撃デビューを飾った。

 ホームデビューとなった9日の第21節ブルサスポル戦(2-0/後半22分から出場)、15日の第22節マラティアスポル戦(2-1/後半17分から出場)と徐々にプレー時間を伸ばすなか、25日に行われるフェネルバフチェとの“イスタンブール・ダービー”が注目を浴びている。

 ベジクタシュは1-1で迎えたマラティアスポル戦の後半25分、香川のパスを左サイドで受けた元トルコ代表DFジャネル・エルキンのクロスにセルビア代表MFアデム・リャイッチがダイレクトで合わせてネットを揺らした。しかし、決勝弾に歓喜を爆発させたリャイッチは勢い余ってコーナーフラッグを蹴ってへし折り、主審からイエローカードを提示されてしまった。これにより、累積警告で次節のフェネルバフチェ戦が出場停止となっている。

 トップ下のレギュラー欠場で鍵を握るのが香川の存在だ。過去2試合は、香川出場時にはリャイッチが左サイドに回り、トップ下に香川が入っていたことを踏まえても、フェネルバフチェ戦の“トップ下一番手”は香川だろう。

 トルコ紙「Fanatik」も、「ダービーで香川に課された義務」と言及。「リャイッチの累積警告による出場停止は士気を下げた一方で、日本のスター香川真司は重要な試合で初のスタメンへの道を見出した。ベジクタシュ最初の試合となったアンタルヤスポル戦では、3分で二つのゴールを決め、夢のスタートを切っている」と待望の瞬間に期待を寄せている。

 トルコで華々しいデビューを飾った香川は、フェネルバフチェとのダービーマッチでこれまで以上の輝きを放つことができるだろうか。

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