ドルトムントは「僕の心のクラブ」 香川の元同僚シャヒン、古巣への愛情と経緯に言及
昨夏の移籍市場最終日に新天地へ「僕は頭の先からつま先までブレーメンの人間だ」
ブレーメンの元トルコ代表MFヌリ・シャヒンは、昨夏の移籍市場でドルトムントから移籍した。30歳となった技巧派レフティーは、ドイツ紙「ビルト」のインタビューで「ドルトムントは僕の心のクラブ」と古巣への敬意を示した。
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MF香川真司(ベジクタシュにレンタル移籍中)とともにドルトムントの黄金期を支えたシャヒンだが、ルシアン・ファブレ新監督から評価を得られず、昨夏の移籍市場最終日となる現地時間8月31日に滑り込みでブレーメンへ移籍。定位置確保には至っていないが、ベテランとしてピッチ内外でチームを牽引し、今季はブンデスリーガで11試合1ゴール1アシストをマークしている。
そのシャヒンは「加入から6カ月が経ったが、もう馴染んだか」と問われると、「ブレーメンは僕をポジティブな意味で驚かせてくれた」と語り、言葉を続けた。
「イスタンブールを別にすれば、ドルトムントは世界一美しい都市だと思う。こう主張するのは思い切ったことだと思うけど、あそこでは必要なものは何でも手に入る。ここ、ブレーメンの人々がクラブを支えてくれているのは素晴らしいと思う。それはドルトムントでも同じだったよ」
また、心はどの程度ドルトムントにあるのか、どの程度ブレーメンに染まったかという問いに対しては、「プロとして、僕は頭の先からつま先までブレーメンの人間だ。ここが僕の雇用主であり、僕はクラブの成功のためにすべてを尽くす」と言い切った。
ブレーメンは現地時間5日に行われたDFBポカール・ラウンド16でドルトムントと対戦し、3-3で延長戦を終えた末にPK戦で7-5と勝利を収めたが、これについても「ドルトムントで勝てた時、僕も最高に嬉しかった」としつつ、「それでも僕は十分敬意を払って祝ったよ。BVB(ドルトムントの略称)は僕の心のクラブだからね」と述べた。
5月4日のリーグ第32節ではホームにドルトムントを迎え撃つ。シャヒンが古巣相手にどのようなプレーを見せるかもまた注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)