ベンゲル、アーセナル時代に新星サンチョ獲得画策を告白 「この世代で最高の選手の1人」

出世街道をひた走るイングランド代表MFサンチョの技術と気質を称賛
昨季までアーセナルを指揮していたアーセン・ベンゲル氏が、成長著しいイングランド代表MFジェイドン・サンチョについて、マンチェスター・シティからの獲得を狙っていたと明かした。英紙「サン」が伝えている。
シティのアカデミー育ちのサンチョはトップチームでの出場機会を手にするため、2017年夏にイングランドを出てドルトムントに加入するという勇気ある決断を下した。1年目は怪我などもあってブンデスリーガ12試合の出場だったが、今季は開幕から21試合すべてに出場し、7得点11アシストで首位に立つチームに貢献。昨年にはイングランド代表にも招集され、出世街道をひた走っている。
そんなサンチョについてベンゲル氏は、同選手がまだシティにいた際に獲得を試みていたと発言。「beIN sport」の解説者を務める同氏は「彼がまだ1試合も出場していない頃に、シティから連れてこようと思っていた。彼も同じロンドンの出身だからね、アーセナルに誘おうとしていたんだよ」と、シティのユース年代でプレーしていたサンチョに注目していたと明かした。
ベンゲル氏はさらに「彼はこの世代では最高の選手の1人だ。ドリブルに長けていて、尊大なところもある。ビッグプレイヤーが持っているものを彼も持っていることが分かるよ。自信と言っても、尊大さと言っても、信念と言ってもいいが、なくてはならないものだ」とサンチョの技術と気質を称賛。一方で「現在、若手選手には早くから非常に大きなプレッシャーがかかっている。すべてのクラブからプレッシャーがかかっている」と、10代の選手を取り巻く現状にも触れた。
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