川崎のL・ダミアン、日本デビュー戦で決勝弾! 浦和を1-0で破りゼロックス杯初制覇
期待の新助っ人が公式戦初戦で初ゴール、Jリーグ3連覇へ好発進
日本サッカーの新シーズン幕開けを告げる富士ゼロックス・スーパーカップが16日に埼玉スタジアムで行われ、昨季のリーグ王者・川崎フロンターレと天皇杯王者・浦和レッズが激突。後半7分に川崎に新加入のブラジル人FWレアンドロ・ダミアンが決勝ゴールを奪って1-0で勝利。ゼロックス杯初制覇を果たした。
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川崎はDFエウシーニョ(→清水エスパルス)が抜けた右サイドバックにDFマギーニョ、1トップにロンドン五輪の得点王であるL・ダミアンという新加入の両ブラジル人が先発。一方の浦和はアンカーの位置にポルトガルの名門ポルトから新加入のMFエヴェルトン、前線にはセレッソ大阪から移籍のFW杉本健勇がスタメンとして名を連ねた。
立ち上がりから川崎がボールを保持しながらゲームを進めるものの、浦和のブロックの前に入り込めない時間が続く。そのなかで最初の決定機は前半30分の川崎。L・ダミアンが左サイドから中央にドリブルで切り込みながら相手を引きつけて中央にラストパスを送ると、飛び込んできたFW小林悠がゴール正面からシュートを放つビッグチャンスを得たが、ゴール上に外れた。
さらに同32分にはMF中村憲剛のFKからL・ダミアンが頭でつないでDF谷口彰悟が押し込んだものの、谷口がオフサイドでゴールならず。さらには同38分に小林のクロスにL・ダミアンが合わせて決めた場面もオフサイドとなった。一方の浦和はゴール前に入り込む場面を作れず、前半はスコアレスで終了した。
浦和のオズワルド・オリヴェイラ監督はハーフタイムに2人の選手交代を決断。エヴェルトンに代えてMF阿部勇樹、杉本に代えてオーストラリア代表FWアンドリュー・ナバウトといった昨季から所属する選手を送り込んだ。
後半に入っても川崎が攻勢に出て、先制ゴールが生まれる。同7分、左サイドからMF家長昭博が上げたクロスをファーサイドでL・ダミアンが落とすと、その後のこぼれ球が再びL・ダミアンのところへ。フリーの状況で左足を振り抜き、川崎でのデビュー戦で日本初ゴールを奪った。
1点を失った浦和はさらに同20分に横浜F・マリノスから加入のDF山中亮輔を左サイドへ投入。川崎の鬼木達監督も同25分にサンフレッチェ広島から加入のDF馬渡和彰をマギーニョに代えて入れ、両者ともに新天地でのデビューとなった。
全体的に川崎がボール保持率の高いまま進んだ試合は、両ゴール前のシーンが少ない膠着したものとなり、このまま終了。昨季のリーグ王者川崎が新シーズンの初戦を制して、ゼロックス杯を初制覇した。一方の浦和は、2006年以来2回目のタイトル獲得はならなかった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)