CLレアル戦の“不運な珍プレー”が世界で波紋 「1杯のビールがオナナを滑稽に見せた」
アヤックスGKオナナがバックパスを空振り その原因となったのは…
アヤックスは現地時間13日、レアル・マドリードをホームに迎えてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第1戦を戦った。大会史上初となるVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による得点の取り消しなど話題を提供する試合となったが、アヤックスのカメルーン代表GKアンドレ・オナナを襲った災難もSNSを中心に波紋を呼んでいる。
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ホームのアヤックスが1-2で敗れた試合は、前半37分にアルゼンチン代表DFニコラス・タグリアフィコのヘディングによるシュートで大きな動きを見せることになった。コーナーキックの流れからレアルのゴールネットを揺らすプレーとなったが、VARの助言からビデオ判定によってオフサイドとなり、タグリアフィコの得点は幻となった。大会史上初となったビデオ判定によるゴール取り消しが大きな話題となっているが、後半35分のプレーも反響を呼んでいる。
先制されたアヤックスが同点に追いついた直後の後半35分、左サイドに開いてボールを受けたオランダ代表DFダレイ・ブリントからGKにバックパスが送られた。そのボールをダイレクトで、左足で大きく蹴り出そうとしたGKオナナだったがまさかの空振り。レアルにCKを献上することになった。
オナナが空振りした原因は、観客席からピッチ上に投げ込まれたプラスチック製のコップだった。バックパスを大きく蹴り出そうとした時、ピッチ上に転がっていた空のコップにボールが当たりイレギュラーバウンド。ボールはオナナの蹴り足の上を飛び越え、ゴールラインを割ってレアルのCKとなってしまった。
このプレーには、各国メディアもすぐに反応を示した。インドネシアメディア「PanditFootball.com」は公式ツイッターで、「フィールド上に物を投げ込む行為は好きでない。それは自身のチームを傷つける」と、暗にホームチームのアヤックスサポーターを批判した。また、米スポーツ専門局「ESPN」メキシコ版の公式ツイッターでは、「1杯のビールがオナナを滑稽に見せた」とつぶやき、オナナにとって「不快な時間」になったと伝えていた。
アウェーのレアルが先制点を喜んでいるシーンでも、多くのコップがピッチに投げ込まれているところを確認できるが、試合内容に不満を持ったアヤックスのファンがそのコップを投げ入れたことは明白だ。もしも、バックパスが6〜7メートルほど内側のコースで同様にGKが空振りをしたとしたら、即失点となりかねないプレー。今回のオナナの空振りが直接失点につながることはなかったが、コップを投げ入れたファンが自らの行為で応援するチームの首を絞めたことに変わりはない。
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