J2山口の元日本代表FW工藤壮人 「J1昇格&得点王」宣言に滲むストライカーのプライド
「前線から引っ張っていくのはマスト。必ずこのチームで一番点を取らないといけない」
山口は霜田流攻撃的サッカーで昨季J2に旋風を巻き起こしたが、13日の練習でも指揮官は「できるだけシンプルに!」「できるだけ速く!」と大声で何度も指示を出していた。工藤も“攻撃と守備を分けない”スタイルにやりがいを感じているという。
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「霜田さんのサッカーは攻守にハードワークして、球際で戦う。そのなかでも、しっかりボールを握って、どんな相手でも自分たちから攻撃を仕掛ける。攻撃をしながら守備をするというような、常に攻撃を意識したサッカーなので、そこに僕も魅力を感じました。なるべく高い位置でボールを奪って、相手の崩れた陣形を突くために、シンプルに手数をかけないことは意識しています。プラスで、自分たちがボールを持って落ち着かせる時間は、しっかり手数をかけてというメリハリはしっかりできていると思います」
昨季の山口は第19節終了時点でリーグ首位に立っていたが、後半戦は後半アディショナルタイムの失点で勝ち点を取りこぼす試合も増えてしまい、最終的に8位(クラブ史上最高位)でフィニッシュした。工藤は若い選手が多いなかで、チーム全体をコントロールし、牽引するリーダー役も担う。
「僕自身、J2は(プロ)2年目の時に経験している。当時はがむしゃらにレギュラーを目指して柏のためにやっていましたけど、今は年齢も心境も違うので、試合に出て前線から引っ張っていくのはマストだと思っています。今季は必ずこのチームで一番点を取らないといけない。チームとしてはJ1昇格、個人としてはJ2得点王を目指して戦います」
工藤はストライカーとしての存在価値を証明すべく、山口で新たなチャレンジに挑む。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)