アジアへの遠征を繰り返すなかで感じた「動じないメンタル」の大切さ

　クラブが前人未到のJリーグとAFCチャンピオンズリーグ（ACL）の同時優勝という明確な目標を掲げるなかで、それを実現するために必要なものは何か。ACLや日本代表としてアジアへの遠征を繰り返している槙野は「動じないメンタル」と、即答した。

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「僕らがACLを取った時も、時間通りにバスが来ない、ホテルを変更される、ホテル内でサイレンや電話が鳴る、練習後にカードキーが使えなくなっているというような小さな問題がたくさんあったので、それに動じないメンタルを学んだ。レッズには経験があるので、最初からバスを2台用意するようなこともしましたけど、試合開始40分前までスタジアムに到着できないこともあった。それでも試合に対して集中した準備をしていくことが大切になる」

　移動距離に加えて、こうしたアジア諸国で起こる小さな問題に対して揺れ動くことのない心構えこそ、その“変則二冠”という大きな目標を達成するには必要なことだと実感と経験から語った。浦和はリーグ開幕に先駆け、16日にゼロックス・スーパーカップで川崎フロンターレとのオープニングマッチを戦う。13シーズンぶりのリーグ制覇と2シーズンぶりのACL制覇を狙う浦和は、どのようなスタートを切っていくだろうか。

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