契約問題で揺れるイカルディ、インテルの“主将剥奪” EL遠征メンバーから外れる
昇給を巡って対立、クラブ側が13日にGKハンダノビッチの新キャプテン就任を発表
年俸と契約問題で揺れるインテルのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディが、チームからキャプテンを剥奪されたという。イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」などが報じている。
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イカルディは昇給を巡ってクラブと契約延長交渉で揺れていた。イカルディが求めるのは年俸800万ユーロ(約10億円)に150万ユーロ(約1億8000万円)のボーナスが付帯したもの。一方のインテル側は、来夏にスペインの強豪レアル・マドリードやバルセロナへの移籍も噂されるイカルディの契約解除条項を、現在の1億1000万ユーロ(約137億円)から1億6000万ユーロ(約200億円)に引き上げるとされていた。
そうしたなかインテルは13日、公式ツイッターで新キャプテンに元スロベニア代表GKサミル・ハンダノビッチが就任したと発表。そして翌14日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦、ラピド・ウィーン(オーストリア)との敵地第1戦に向けた試合登録メンバーに、イカルディの名前はなかった。英公共放送「BBC」は、イカルディがメンバー入りを拒否したと伝えている。
以前、ライバルクラブのユベントスで長年エースとして活躍し、現在は解説者を務める元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏が「インテルは時として勝手にバラバラになる」とインテルの問題点を指摘していたが、その言葉を裏付けるような騒動が起こってしまっている。
イカルディは代理人であり妻のワンダ・ナラ氏との結婚に至る過程や、その伴侶が持つ個性的なキャラクターと奔放な言動によって批判を浴びることも多かったが、今回も契約延長交渉という代理人と選手の両者が関わる問題で騒ぎを起こしてしまった。インテルは、この“元キャプテン”との間に生まれた軋轢をどのように収束させるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)