英雄FWリネカー、チェルシー新加入のプリシッチに太鼓判 「スーパースターになれる」
プリシッチの才能を評価しつつも「お気に入りの若手を一人選ぶなら…」
アメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチはドルトムントからチェルシーへの移籍が決まり、来季からプレミアリーグの舞台に立つ。そんな期待の新星について、1986年メキシコ・ワールドカップ得点王の元イングランド代表FWギャリー・リネカー氏が、英サッカーメディア「Football.London」の独占インタビューに応じ、「新天地で“スーパースター”になれる可能性がある」と、チェルシーでのプリシッチの活躍に太鼓判を押している。
プリシッチは、20歳にして国際Aマッチ23キャップを誇り、9ゴールを記録するなどすでにアメリカ代表の主力として活躍している。ドルトムントでもトーマス・トゥヘル元監督(現パリ・サンジェルマン)時代にはレギュラーだったが、今季就任したルシアン・ファブレ監督の下では18歳のイングランド代表MFジェイドン・サンチョらの台頭に押され、出場機会が限られていた。
リバプールやアーセナルも関心を持っていたとされるなか、同選手はチェルシーへの移籍を決断。英公共放送「BBC」によれば、チェルシーがドルトムントへ支払う移籍金は6400万ユーロ(約79億円)と報じられ、欧州で注目のビッグディールが成立することとなった。
衛星放送「BTスポーツ」で解説者を務めるリネカー氏は、高く評価されるプリシッチがスタンフォード・ブリッジで飛躍するための“本物のチャンス”を得るとし、チェルシーの“スーパースター”になれる可能性があると述べている。
「彼のことをかなり見てきたけど、豊かな才能があると思う。ただ、彼のチームでは、常に試合に出場し続けているレギュラーではないよね。『サッカーおたくか!』と言われるくらい、多くのリーグ、試合を見ているけど、本音を言えば、私もジェイドン・サンチョのほうが気に入っている。
それでも、彼(プリシッチ)が才能ある選手であることには疑いがない。若いアメリカ人の才能の出現は良いことだ。なぜなら、もし彼がスーパースターになることができれば、海の向こう側でサッカー人気が大きく向上することになるからね。彼は才能があるし、チェルシーでどのようにやるのかを見るのは興味深い。彼には可能性があるけれど、お気に入りの若手を一人選ぶなら、サンチョだね」
イングランド代表の後輩でもあるサンチョを、若手ナンバーワンに挙げたリネカー氏だが、プリシッチにもスターになる素質を感じ取っているようだ。今季終了まではチェルシーからのレンタル移籍という形でドルトムントに残っているプリシッチ。サンチョをナンバーワンとした、リネカー氏も見返す活躍ができるか注目だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)