ミラン本田、インフルエンザ回復も2試合連続の出番なし 本拠地でナポリに0-4の惨敗
サンシーロに響くナポリファンの「オーレ」の大合唱
後半も、ミランがボールを保持しながらもミスを続け、ナポリにカウンターを繰り出される展開になった。後半立ち上がりの3分、ロレンツォ・インシーニェとゴンサロ・イグアインのナポリ2トップの巧みなワンツーで、ミランはエリーと右サイドバックのデシリオの間を破られ、インシーニェのシュートが決まった。さらに同24分、エリーがイグアインとの駆け引きに負けてゴール前でファウルを犯してしまう。このフリーキックを、インシーニェに直接蹴り込まれて0-3となった。
3点差をつけられてミランは意気消沈し、動きは鈍くなるばかりだった。ナポリがボールを回す場面ではサンシーロで「オーレ!」の大合唱が響く屈辱的な場面も生まれた。同32分には左サイドからイグアインへ合わせたクロスをカットしようとしたエリーがオウンゴール。0-4となり、ミラニスタ達が一斉に席を立った。鬼軍曹で知られるシニシャ・ミハイロビッチ監督も、ベンチ前のテクニカルエリアで立ち尽くすしかなかった。
覇気のないミランは、その後も失点のピンチを招きながらも、ナポリのシュートミスにも助けられ、このまま0-4で試合終了。リーグ第7節を終えて3勝4敗と、黒星が先行する結果となった。そして、7試合で13失点と守備が大崩壊。体調不良の本田だが、大量得点が必要な試合展開で出番はなかった。ミハイロビッチ監督には、立て直しが求められる結果になった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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