ファン・ハール監督がアーセナル戦で味わった屈辱の敗北 「就任後、最悪の出来」

「こんな姿は見たことがない」

 前節首位に立っていたマンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、敵地アーセナル戦で0-3で完敗を喫した。赤い悪魔は前半わずか20分間で3失点。指揮官は昨夏の監督就任以来、最悪の敗北と認め、「ショック」と落胆を隠せなかった。
 試合後、衛星放送「スカイ・スポーツ」のインタビューに応じたオランダ人指揮官はよもやの大敗に悔しさから両目をうっすらとぬらして静かに言葉をつないだ。
「こんな出だしでは試合に絶対に勝てない。我々はすべてのデュエルに負けた。セカンドボールも失った。相手の中盤の選手にタイトなマークもできなかった。それでは相手のやりたい放題だ」
 首位としてエミレーツ・スタジアムに乗り込んだユナイテッドはいきなり出はなをくじかれた。前半6分、アシュリー・ヤングを左サイドバックに起用したサイドを破られて波状攻撃を受ける。相手のウェールズ代表MFラムジーのスルーパスに走り込んだドイツ代表MFエジルがタッチラインギリギリでクロス。これをMFサンチェスが右足のヒールキックでゴールを奪う。この華麗な先制点によってチームは勢いを奪われた。その1分後には強烈なカウンターからエジルに追加点を奪われた。立ち上がり20分間で3失点を喫した。
「すでに話しているが、相手はファンタスティックなチームだ。あんなスペースを相手に与えてしまえば、難しくなる。開始5分後に0-2でリードされたら、より困難になる。私のチームがこんなになるのを見たことがなかったから、私は敗因を探している。これは選手にとっても突きつけられた『?』となった。ここまで感情的になっているので、いきなりすべてを解決できない。私は感情的になっている。映像も見なければならないが、間違いなく私の言った通りだと思う」

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