米投資ファンドから176億円の融資受けるバルサに警鐘 「時限爆弾を抱えている」
次期会長選に出馬予定のビクトル・フォント氏が選手売却の必要性を訴える
バルセロナは今冬の移籍市場でアヤックスからオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングを獲得するなど、世界各国から優秀な選手を集める補強路線を推し進めている。クラブは、アメリカの投資ファンドから多額の融資を受けて、こうした補強を実現しているが、次期会長選の出馬候補者からは「時限爆弾だ」との声が挙がっていると、スペイン紙「マルカ」が報じている。
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デ・ヨング獲得のためにバルサは移籍金7500万ユーロ(約94億円)、インセンティブで1100万ユーロ(約13億円)もの巨額を費やした。2017年夏、ブラジル代表FWネイマールをパリ・サンジェルマン(PSG)へ2億2200万ユーロ(約278億円)で売却したが、フランス代表FWウスマン・デンベレを1億500万ユーロ(約132億円)、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョを1億6000万ユーロ(約201億円)の移籍金で獲得。これらの支出をクラブの売り上げで補っている状態だが、クラブとしてはどんな状況になっても利用できる資金を確保したいと考えている模様だ。
そこでバルサはアメリカの2つの投資ファンドから、5年間で年利1.5%の計1億4000万ユーロ(約176億円)の融資を受けたという。この状況についてクラブ側は財政状況が安定しているからこその保証とするが、会長選に立候補する予定のビクトル・フォント氏はこのような懸念を口にしている。
「彼らは十分な資金を生み出していなく、支出は収入よりも多い。時限爆弾を抱えているようなものであり、損失を生み出さないためには選手を売却する必要がある。負債はクラブが発表した金額より膨れ上がっている」
大物獲得を続ける路線は宿敵レアル・マドリードと同路線とも言える。世界的なマーケティングによって稼げるクラブとなったバルサだが、この融資は果たして吉と出るのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)