マンUが不名誉な記録を更新 アーセナル戦前半20分までに3失点はクラブ初
入れ替わった立場
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間4日、アーセナルとの一戦で立ち上がりから圧倒され、0-3で大敗を喫した。そして、前半20分までに3失点を喫したのは、ユナイテッドにとってプレミアリーグの歴史上で初となる不名誉な記録になったという。英紙「デイリー・メール」が伝えている。
同紙は、「最初の20分での3ゴールは、ルイス・ファン・ハールを再起不能にした」という見出しで、このゲームを速報している。そして、ハーフタイムに2人の選手交代を行ったことを「真っ青な顔になって立て直そうとした」と、指揮官がショック状態にあったと伝えている。実際に、前半6分と7分に立て続けにゴールを奪われた直後、ぼうぜん自失といった表情のオランダ人指揮官の顔がテレビカメラに大きく映し出されていた。
同紙が公開している試合の採点でも、2得点のFWアレクシス・サンチェスに「9点」が与えられるなど、勝利したアーセナルの選手たちに高い得点が並んだほか、アーセン・ベンゲル監督にも「8点」という高評価が与えられている。一方で、ユナイテッドは右サイドバックで先発したDFマッテオ・ダルミアンに「3点」、FWメンフィス・デパイに「4点」と、ハーフタイムで交代した2人が酷評された。また、ファン・ハール監督自身にも「5点」という低評価が与えられている。
試合前の記者会見では、ミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグのオリンピアコス戦に敗れて批判の矢面に立っていた敵将ベンゲル監督を「世界最高の1人だ」と語る余裕を見せていた厳格なオランダ人指揮官だが、週末の決戦では立場が逆転する格好になった。この敗戦で、アーセナルに勝ち点16で並ばれ、首位を奪還するチャンスを逸した。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images